〜八高音楽部・復活期〜

連載第10回・番外編・みんなへのメッセージ


 皆さん、こんにちは。
 これまで何度か名前だけ登場しておりました 西川 です。
 今回が最終回ということで、私もこの連載に参加させていただくことになりました。
 みんなへのメッセージということですが、私の伝えたいことは今までの10回の連載を通して
 小野塚が全て語ってくれたので、何を書こうか悩んでおりますが……。


 私からは(歌った経験のある人も多いと思いますが)この曲をみんなに贈ります。

         みんなで歌おう 心をひとつにして
         悲しいときも つらい時も
         みんなで歌おう 大きな声を出して
         はずかしがらず 歌おうよ
         みんなで語ろう 心をなごませて
         楽しい時も うれしい時も
         みんなで語ろう 素直に心を開いて
         どんな小さな 悩みごとも
         心痛む思い たとえ君を苦しめても
         仲間がここにいるよ いつも君を見てる
         ぼくらは助けあって 生きてゆこういつまでも


 この
「マイ バラード」(一部省略)を作詞・作曲された松井孝夫さんは、
 
“悲しいときもつらい時もみんなで心をひとつにして歌えば、
 心はなごみ何か新しい力が湧いてくる。歌は心の叫びだ。さあ、みんなで世界中に
 届くように高らかと大きな声で歌おう!!”

 という思いを込めてこの曲を作られたそうです。

 実は、私たち51期生の心の架け橋となったのがこの歌でした。
 当時の日誌に元部長がこのようなことを書いております。
 誰一人欠けてもこの部は成り立たんかった。
 みんながみんなを必要として・・・。
 私たちをつなげたのは『歌』
 悲しいときもつらい時も、楽しい時もうれしい時も
 この仲間なら乗り越えていける。
 この仲間で歌った『マイ バラード』
 どうしようもない気持ちが溢れてきて・・・
 『歌』って素晴らしい。本当にそう思った。


 『一緒に合唱している仲間のことを想いながら歌う』
ということは素晴らしいことだと
 思います。
 自分たちの為に歌うことができれば・・・。
 妥協することなく 自分たちの持っているものを全て出し切り、あなた達の
 納得のいく演奏が出来た時、あなた達の想いは聴いて下さる方々に必ず伝わります。
 歌っているあなた達が心から「楽しい!」と感じる合唱は、
 聴いている私達も楽しいのです。

 最後に・・・
 私は、八高音楽部のOBであることを誇りに思っています。
 そして、後輩達の合唱している姿を見ることが私の一番の喜びです。
 またみんなの姿を見に行きます。
 その時は一緒に合唱させてくださいね。


   2002年 3月10日(日)   第51期OB  西川

皆様ご愛読、ありがとうございました。
先輩方、本当にありがとうございました。

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